出産レポ②
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小さい頃から健康だけが取り柄で病院とは縁のない生活を送ってきたので、いざ手術となると緊張していたのだが、手術室は軽快な音楽が流れ、スタッフは談笑していたので若干不安も軽減。
スタッフ6・7人に囲まれる中、真っ裸にされるという割とハードな羞恥プレイだったけれど、促進剤の点滴は手術直前まで外されなかった為、陣痛の痛みでそんな事はもうどうでもよかった。
麻酔を腰に刺す為、体勢の指示が入る。
「真っ裸のまま腰を海老のように丸めて!!」
「もっと、もっと丸めて!!」
と何度も言われる。
私なりに海老になりっきったつもりだったけれどまだ足りないようで
「まだまだ、もっと!」
と、、、そんなやり取りが数分続いた(気がする。)
立位体前屈ではいつもマイナスを叩き出していたほど体の硬い私。
こんなでかいお腹かかえてそんなん無理やろ!!
なんなら、こっちはダンゴムシぐらい丸まってるつもりなんや!!!
てか私は丸まらないタイプのダンゴムシや!!←?
・・・とは言えず。
丸まりが足りない事もあったのか、腰に麻酔をする際にうまく行かず
計4回程針を指し直しされる。最後は麻酔科の手練みたいな人が出てきて
2回目でようやく成功。
て誰の先生でも難しかった様子。
注射嫌いのワタシはそれだけでメンタルに相当なダメージを負う事に。
でも痛みは陣痛のおかげで蚊の刺すようなものだった。
麻酔が効いているか腹部を刺激して確認されるのだが、
それはそれはもう、慎重に、そして大げさに、、
「痛い、痛いです!!」
「まだ感覚がしっかりあります!!」
「・・・ん?あるかも・・ある、あると思う!!」
と必死に訴える私を尻目に
「もう大丈夫やね」と 開腹準備にとりかかる。
目の前にカーテンが引かれ、様子は全くわからないのだが、メスを入れられているだろう時には手術台と私の体が左右にゆさゆさ揺れてなにかに圧される感覚があった。
ふと頭によぎったのは
まぐろの解体ショー
続く、、、