たなびくBlog

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出産レポ④

出産レポ  

朦朧とする中、いつの間にか尿道カテーテルをつけられ個室に移動。足に装着された血栓予防のポンプがシュコーシュコーと静かな部屋に響き渡っていた。まだ麻酔が効いていた為か腹部の痛みはない。

 

帝王切開でよかった。

その時は心底そう思った。

 

が、その後はまあまあ大変だった(大げさ)

 

麻酔が切れると同時に痛みがやってきた。体勢を変えたいが痛みとポンプで足を固定されているので身動き一つ取れず。夜中どうしても我慢出来ずナースコール。

痛み止めの座薬を入れてもらう。見ず知らずの人にお尻の穴を開示、、身体がうごかせずされるがままの私。多少効果があったのかすこし睡眠を取ることができた。

 

【出産翌日】

翌日には完全に麻酔もきれ、カテーテルにすごい違和感があった。尿意も排尿しているのかもわからないがベッド脇の袋にはリアルゴールドがタプタプしていた。

カテーテルを抜く時はツンとした嫌な感覚があったが一瞬だった、

そして全身筋肉痛。イキんでもないのになぜ。

盲腸みたいにガスが出るのをひたすら待つ事に。

 

子宮の戻りを確認する為に助産師が定期的に腹部に容赦無い圧力をかけにやってくるのだが、傷口はいたいは圧力で吐きそうになるわでその時間が苦痛で仕方なかった。

 

血栓ポンプが外され、Nsより「今日はトイレに行ってもらいます。尿意や便意があったらコールしてください」と指示。

それから間もなくその時がやってきた。

術後初めてベッドから起き上がる。起き上がるだけなのに痛みでヒイヒイ言いながら数分かかった。立ち上がりNsに両手を引かれながらトイレまでよたよたと移動。トイレまでの移動距離わずか2メートルだったけれど、人生で一番長い2メートルだった。なんとかトイレに到着し、産褥ショーツとパットを脱がしてもらう。淡々とシモのお世話尾こなすNsに対して、なんか、えらいほんまに、、こんな事までしてもろて、、すんません、、となんともいえない気持ちに。

 

その日のうちに母子同室の大部屋へ移動するも、まだ赤ちゃんはGCUでいる為、周りが大変そうにしている中、一人で過ごす事に。夫に車椅子を押してもらい2度目のど対面。生んだことをやっと実感できた気がする。

 

死ぬほどかわいいやんけーーー!!!

 

しかし私の体調は戻らずまだ抱っこは出来なかった。

 

 

母子同室の為の説明会に参加予定だったが、会の途中で激しい頭痛に見舞われ、病室へ戻る廊下で貧血&盛大に嘔吐をしてしまう。

原因は麻酔漏れの影響らしい。

それからは少しでも身体を起こすと頭痛・貧血・嘔吐の症状でそれから数日間は全く動けずベッドで寝たきりとなる。楽しみにしちえたお祝い膳も全く食べれず。おかげで体重は一気に減少!

 

赤ちゃんは特に異常もなくその翌日一般病棟へ移動してきたものの、こんな状態の私なので同室にはなれず。

 

母子同室の大部屋は4人。夜間は引っ切り無しに赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。普通分娩の人は出産日から同室。痛みや疲れもあるだろうに頑張ってお世話をしている。向かいのベッドからは、慣れない為かお母さんのすすり泣く声も聞こえてきた。おっぱいが上手に吸わさられず赤ちゃんの泣き声がだんだんと激しくなり辛かった様子。「もう無理、辛い」とフォローにきたNsに何度も訴えていた。

 

続く